わたしの火の燃えさかりけるを

異和を抱き

ゆれればゆれるほどに

シンと研ぎ澄まされていく

研がれ澄んでいくほどに

本性にあやつられて

土と炎をその身がむすぶ

削がれ炎に包まれた肌は

出自を握りしめている

指にふれ

唇にふれ

その輪郭が

わたしとわたしを取り巻く世界を感覚させる

ことばなき詞をその手の中に聴け

Works

窯変茶盌 2024
加藤亮太郎 陶芸家 幸兵衛窯八代目
加藤亮太郎  陶芸家 幸兵衛窯八代目

Profile

加藤亮太郎  陶芸家 幸兵衛窯八代目
  • 1974

    岐阜県多治見市に七代加藤幸兵衛の長男として生まれる
    祖父は加藤卓男

  • 1998

    京都精華大学美術学部陶芸科卒

  • 2000

    京都市立芸術大学大学院陶磁器専攻修了

  • 2001

    家業の幸兵衛窯に入る

  • 2002

    倒焔式窯を築く

  • 2007

    個展(松坂屋名古屋店)、`10、`13、`16、`19、`22

  • 2008

    個展(画廊光芳堂)、`12、`17、`20、`22

  • 2010

    個展(しぶや黒田陶苑)、`11、`13、`15、`17、`19、`21、`23
    大明寺(中国揚州)鑑真和上大法会にて作品を献上

  • 2011

    個展(アートサロン光玄)、`14、`17、`20、`23

  • 2012

    個展(日本橋高島屋)、`15、`18、`22
    越後妻有アートトリエンナーレ
    ミノセラミックスナウ(岐阜県現代陶芸美術館)

  • 2014

    第9回パラミタ陶芸大賞展(パラミタミュージアム)

  • 2015

    幸兵衛窯八代目を継承

  • 2016

    幸兵衛窯歴代展(古川美術館)
    PANK工芸(樂翠亭美術館、茨城県陶芸美術館)

  • 2017

    引出用穴窯を築く
    天然黒ぐろ(INAXライブミュージアム)

  • 2018

    志野三昧(岐阜県美術館)
    Miran Salone CASA GIFUⅢ(Miran,Italy)
    融合する工芸(銀座和光)
    興福寺中金堂落慶法要にて千宗屋師による献茶道具として
    三彩天目を制作、奉納

  • 2019

    個展+茶会(Goldmark Gallery,UK)
    幸兵衛窯歴代展(とうしん美濃陶芸美術館)
    茶~祈りと楽しみ(古川美術館)

  • 2020

    9の時空(日本橋髙島屋、大阪髙島屋)

  • 2021

    薪窯(日本橋髙島屋、大阪髙島屋)
    岐阜県芸術文化奨励受賞

  • 2022

    炎(日本橋髙島屋、大阪髙島屋)

  • 2023

    美濃様様(銀座和光)
    Mino Ware(Herend Porcelan Museum,Hungary)

  • 2024

    個展(京都髙島屋)

    日本陶磁協会賞受賞
    半白記念展(古川美術館)

News

    • 加藤亮太郎 作陶展『Echoes of Flame』

      シンガポールにて初めての個展となります。
      茶盌を中心に、花器、酒器の新作をご披露いたします。

      会場:HULS GALLERY – DUXTON HILL
      営業時間:11:00〜19:00
      作家在廊・呈茶:12月6日(金)、7日(土)

      詳細はこちら

    • 特別展 加藤亮太郎 半白記念展

      五十歳「半白」を迎えた作家にちなみ、新作茶盌五十盌に銘を付け一堂に披露します。

      会場:古川美術館・分館爲三郎記念館(愛知県名古屋市千種区池下町2-50)
      日時:2024 年 10 月 1 日(火)~ 11 月 17 日(日)10:00-17:00

      作家来館日など詳細はプレスリリースをご確認ください。

    • 2023年度 日本陶磁協会賞・金賞受賞記念 加藤亮太郎・三代 宮永東山展

      その年の最も優秀な作家に対して授与される「2023年 日本陶磁協会賞」の受賞を記念して、日本橋・壺中居にて受賞記念展が開催されます。

      会場:壺中居 (東京都中央区日本橋3-8-5)
      日時:2024年10月21日(月)〜10月26日(土)11:00〜18:00

      作家は全日在廊します。詳細はプレスリリースをご確認ください。

Project Team